カープに思う。その7


中日3連戦、3連敗の後の阪神3連戦の最初の一戦。

場所は、甲子園。

勝てる要素は、むつかしい・・・。

と思っていた・・・。


前半は押していても、後半押し返されて負けるパターンはたびたびある。

投手に気の毒な敗戦パターンで、負ける。

この日も、ここで1点取っとけば・・・、と云うところで、取れないで試合はすすんだ。

1点取られれば終わり、こんな雰囲気は漂ってきていた。


しかし、今日のマエケンは、さすが。

踏ん張った。

8回を2安打。

その8回に、奇跡を思わせる堂林のプロ初ホームランが出た。



BSで放送があった・・・。


試合は、すばらしい投手戦だった。

裏を返せば貧打だが、だれもこの試合をそう感じる人はいない。


エラーもあったが、それを責める気持ちは沸かないほどの、気迫が伝わってきたと思う。

丸のファインプレーは。今夜のカープを救った。

阪神の2度にわたる内野のファインプレーは、カープを意気消沈させるに十分なプレーだった。


しかし、今夜のカープの気迫はそれを上回っていたのだと思う。

見ているものに、最後まで、負ける気など、感じさせてはくれなかった。


盗塁失敗もあった。

しかし、それを責める人は誰もいないだろう。

失敗しても、尚且つ、賞賛される積極性だったと思う。


この勝ちは大きい。

この勝ち方は、今年のカープを象徴しているかもしれない。


選手の皆さん、ありがとうございました。



今日のスポーツ記事を記念に、貼り付けておこうと思います。


スポーツ報知

マエケン8回0封で3勝!堂林、プロ初本塁打がV弾!…広島

 ◆阪神0―1広島(24日・甲子園) 広島は8回、堂林が決勝のプロ初本塁打を放った。前田健が8回2安打無失点で3勝目。サファテとの無失点リレーで、チームの連敗を3で止めた。

 前田健はリーグ最多得点の阪神を8回まで2安打に抑えた。「調子は良くなかった。全然駄目」と言う中、5回まで無安打で切り抜けた。

 6日にノーヒットノーランを達成。同一年2度の無安打無得点試合なら史上初だが、6回に平野に内野安打を許した。ただ、二塁の東出がグラブに当てていただけに「エラー(の判定)にしてくれれば良かったのに」と、防御率0・97と1点台を切った自信を感じさせた。


8回零封の好投で3勝目を挙げた前田健



産経新聞

広島20歳の堂林、思い出の甲子園でプロ初アーチ

 (セ・リーグ、阪神0−1広島、4回戦、阪神2勝1敗1分、甲子園)思い出の甲子園、そのダイヤモンドを無我夢中で駆け抜けた。ヒーローは広島3年目、20歳の堂林。「歓声は聞こえたけど、正直入るとは思わなかった」。八回に飛び出したプロ初本塁打は、0−0の均衡を破る値千金の決勝弾となった。

 阪神先発のメッセンジャーにチームは七回まで1安打。堂林は五回に失策を記録し、エース前田健にも迷惑をかけたが、「マエケンさんが0点でいっていたので、とりあえず塁に出て後ろにつなげようと思った」。スライダーを振り抜くと、打球はバックスクリーン右へ、ぐんぐんと伸びた。

 中京大中京高で甲子園の優勝投手となったのが3年前の夏。高校時代から非凡な打撃センスが注目されていたが、決勝戦でも右中間へ本塁打を放った。「(右方向は)自分が一番調子いいときの打球」と話す。試合前、前田健は「きょうも頼むぞ」と声をかけたというが「まさか打つとはね」と驚きをみせた。

 開幕から起用してきた野村監督も「彼の魅力はバットを振れるところ。すばらしい打球」と目を細めた。ただ、本人にとって今はアピールを続ける時期。思い出詰まった球場での本塁打にも浮かれることなく、「甲子園のときの自分は忘れてほしい」と強調する。聖地で育った若武者が、同じ舞台でプロでの一歩を踏み出した。(丸山和郎)






日刊スポーツ

【広島】マエケンが対阪神戦5連勝

阪神に勝利しサファテ(右)らナインと笑顔でタッチする前田健(撮影・上田博志)
阪神に勝利しサファテ(右)らナインと笑顔でタッチする前田健(撮影・上田博志)

<阪神0−1広島>◇24日◇甲子園

 広島のエース前田健太投手(24)が8回2安打無失点の快投で、今季3勝目を挙げた。5回まで四死球と失策の走者を出しただけの無安打投球。6日のDeNA戦で達成したノーヒットノーランの再現は、6回に平野の安打で消えたが、阪神打線につけいるスキを与えない完璧な投球。対阪神戦は昨季から5連勝となった。前田健は「ブルペンでは真っすぐが走ってなかったので、制球重視で投げた。丁寧に行ったのが良かった」とチームの連敗も3で止め、笑顔で話していた。

 [2012年4月24日22時32分]




中京・堂林、日本一の悔し涙/夏の甲子園

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優勝を決めた中京大中京・堂林は、チームメートの祝福に涙を流す
優勝を決めた中京大中京・堂林は、チームメートの祝福に涙を流す

<全国高校野球選手権:中京大中京10−9日本文理>◇24日◇決勝

 中京大中京(愛知)が日本文理(新潟)を破り、43年ぶり7度目の優勝を飾った。エース兼4番のドラフト上位候補、堂林翔太投手(3年)が先制2ランを含む3安打4打点の活躍。6点差の9回に5点を返されたが、追い上げをかわして競り勝った。

 ライトから堂林は祈っていた。6回に1度降板しながら、志願して上がった最終回のマウンド。6点差から2点返され2死一、三塁で再びKO。2年の森本も打たれた。ついにリードは1点。なお一、三塁で強烈なライナーが三塁へ…。打球は三塁・河合のグラブに消えた。「打球は見えなかったけど、完治(河合)が捕ってくれて終わったんだなと…」と言うと、涙が止まらなくなった。優勝インタビューは帽子で顔を隠してすすり上げ、ナインに謝った。「本当に最後は苦しくて…情けなくて、ホントすみませんでした」。敗者のように泣き、謝罪する異例のヒーローだった。

 打たれはしたが、打った。1回、「勝手に体が反応した」と、高めの変化球を右中間に先制2ラン。2−2の6回2死満塁では、左前に弾丸ライナーの2点勝ち越し適時打を放った。伊藤を打ちあぐむ中、圧倒的な打撃を見せ、一挙6点の猛攻を呼んだ。

 あきらめかけた夏だった。8強入りした今春センバツ直後の4月。練習試合で右ひざ靱帯(じんたい)を損傷し、2カ月離脱した。家では不安からふさぎ込んだ。5月。異変を察した大藤監督が「思ってることを抱えず、全部出せ」ときつく諭した。ケガより先に、へこんだ心が治ると「いい子」だったエースは変わった。大藤監督が「我(が)が出てきた」と認めるように、捕手のサインには首を振り、後輩の指導にも熱を入れた。

 「エースで4番」を中心に、古豪が復活した。優勝を目指したセンバツ準々決勝では、報徳学園に9回あと1死のところで逆転されて負けた。それ以降、目先の1勝、1球にこだわった。終盤こそ乱れたが、大量リードでも犠打やスクイズを絡めて1点を取りにいった。「苦しくても勝てたことがチームの成長」と、エースは声を震わせた。

 ユニホームは伝統の立ち襟から、大きくデザインチェンジされた。夏の決勝は7戦7勝。夏の3連覇、春夏連覇も達成した古豪が新しい、栄光の1ページを刻んだ。「日本一を目指してずっとやってきた。優勝からも遠ざかっていたけど、何とか自分たちで歴史を塗り替えようと思っていた。良かったです」と喜んだ堂林は、打者としてプロを目指す。打って、打たれて、泣いた。最後に、堂林のための舞台が用意されていた。【八反誠】

 [2009年8月25日8時25分 紙面から]