クローズアップ現代 「買い物難民」の放送を見て。 


 


見た番組は、上のユーチューブのものとは違いましたが、内容は似たり寄ったりでした。

ロスにすんでいた時、一時買い物難民になっていました。渡米初期に車が無かった短い時期がありました。ロスは、公共交通機関の整備より、ドアーツードア(door to door)、つまり、車社会を選択し、道路網が整備されたということでした。車があれば、敵無しでした。道路は快適、ショッピングモールは、余りかえるほどパーキングスペースは用意され、総て無料でした。これ以上の車社会は無いぞというくらいの充実振りでした。

しかし、ひとたび、車が無ければ、手も足も出ません。居住地は居住の為の家ばかり、映画でご覧のとおりで、一軒の店舗もありません。店舗は、ショッピングエリアにしかありません。

幸い、完全な難民でもありませんでした。若くもあり、住まいが遠くショッピングモールと離れていないのは幸いでしたが、日本の便利さとは、格段の差がありました。一つには、自動販売機もありません。ほとんど何処にもです。壊されて、盗まれるからです。

ニュースを見て、そのひどさに、日本は、ひどい国になったものだと思いました。

一昔前まで、買い物難民と云う言葉は聞いたことがありませんでしたが、いつ頃から出てきた社会問題なのでしょうか。

大きな原因は、近くのお店が止めた。閉店した。そのお店のサービスも無くなった。これが、一番大きな原因らしい。

何故そうなったか。規制緩和政策からだと思う。この規制緩和は、たった4文字だが、原爆ほど、日本の社会構造に打撃を与えた。昔ながらの地域の商店街をシャッター化し廃墟へと追い込みつつある。地方新聞の地方版に小さなスーパーが閉店しましたの記事は、地域住民の便利さに打撃を与えてきた。その打撃は、飛び火し、耐えかねたスーパーが年を追って廃業に追い込まれた。小さな打撃も、今や、大きな打撃に広がった。

若い人よりもお年寄りに、買い物難民の被害は広がっていっている。

政府の理想の社会のビジョンはなんだろう。日々の生活の為にだけ生きている、喘いでいる、多くの日本国民をどう評価するのだろう。

軌道修正はしないのだろうか。人間の欲に基づく市場原理に従うしか、日本活性の道は無いと、更にその方向にこれからも、突っ走っていくのだろうか。

世界有数の経済大国日本、そんな国に、こんな現実があろうとは、信じがたい。

小さな商店、スーパー、が、地域の商店街が甦れる方法は、政府はとっくの昔に、跡形も無く、完全に放棄したのだろうか。

お金持ちが、日本のGNPを支えて、数字だけ上回れば、それでいいのだろうか。

日本人が総サラリーマンなっていけば良いのだろうか。

弱者が強者に対抗できる法整備は無いのだろうか。

弱者が負ける。それは本人の努力不足、この判断は正しいのだろうか。



ありがとうございました。