1

スティーヴン・キングの中篇作品集である、Different Seasons(邦題『恐怖の四季』)に収録されている刑務所のリタ・ヘイワースが原作である。フランク・ダラボンが、初監督脚本を担当し、映画化された。身に覚えのない罪で投獄された銀行員が、腐敗した刑務所で、希望を持ち続けて生き抜く姿をえがいた作品である。

劇場公開当初は、 フォレスト・ガンプ/一期一会パルプ・フィクションスピードなどの話題作があり、興行収支は赤字であった。最終的に第67回アカデミー賞において7部門にノミネートされた。

その後、ビデオ販売・レンタルが開始されると、本作品のファンが増えていった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

“THE SHAWSHANK REDEMPTION” が英語のタイトルです。

                  j0234705
フタバ図書のレンタルで「見ないと100%後悔する映画」とされるDVDの棚にありましたので、その言葉につられて観てしまったのですが・・・・・。

この映画、見終わって少し呆然としました。

何が言いたいのか良く解らないけど、かなり感動した・・・・・。というところでしょうか。

女性の登場は2人、一人は主人公の奥さんで、不倫、愛人との場面。
もう一人は、政府関係の付き添いの様な、秘書のような人。

女性の会話は、つまり音声はゼロだったと思います。

つまり、ほぼ100%、男だけで出来た映画でした。
こんな映画は無いんじゃないですか、過去には・・・

侍映画にしろ、西部劇にしろ、「男の映画」とうたったハードボイルド、超ハードボイルド物でも結構なる数の女性が出ていると思いますが・・・。

この映画は女性ほぼゼロです・・・・

こんな、男だけの映画で面白い???。
ほんとうは、はずがない!
しかし、おもしろい、何故かおもしろい。何故か感動してしまった。

なぜ?なぜ?

自分なりに考えてみると・・・・・

男に面白いのだから、異性である女性には、たまらなく、面白く、勉強にもなった映画ではないでしょうか。

男の内面が、心情が、考え方が、すべて明かされた、暴露された映画のような気がします。

つまり、男の『悪』から『善』まですべて表現されているのではと思います。

「男の内面をえぐり出し尽くした。」と言えば言い過ぎでしょうか。どこか一部を描き出すのが普通、というか一部しか表現できないし、それでも大変なのが、人間の複雑さ故の作品づくりとしての難しさなのでしょうから。

男が男を表現された映画を観て面白い。すごい作品だなと感じます。

女性が観られると、男の正体が勉強になるのではと思います。j0295152

この映画に出てくる全スタッフの男の人達が、男の、良いところ、悪いところを、私達すべての一人一人の男がすべての性格を持っていると思います。

刑務所の中で、『悪』が出やすい性格の男が多くいて、『善』の性格は出にくい環境の中で、きらりと光る、主人公の男は温厚でやさしく、理知的で、男から見ても理想の男に見える。

こんな男を亭主にもつ、奥さん、女性は不倫に走る。男には理解できない女性の複雑さがある。

人生って難しい!と感じてしまうかも・・・・

運悪く、強盗殺人事件とタイミングが合ってしまって、どう検証しても、どう考えても、彼が犯人。彼しか犯人はいない。と冤罪が100%事実となり、終身刑になってしまう。j0234741

運が悪い。こんな事もこの映画は訴えているのか。運の悪いと感じる人は多いし、しかし、ここまで運が悪い人は少ない。

刑務所の中の日常も表現されていて、私のようなひよっこには戦慄を覚えてしまう。

公務員の賄賂、ひどい仕打ち、嘘つき、どちらが刑を受けなければいけないのかと言いたいくらいの不良公務員。彼らにやさしさの言葉はない。少くも自分達だけの得しか考えてはいない。つまり、立場が変われば、『悪』の引き出しも『善』の引き出しも簡単に出し入れしてしまう。弱いものには強く、強いものには媚びてしまう。こんな虫ずの走る性格も浮き彫りにされている。          1111


男の性に対する、すごい性欲。暴力。これは凄まじい

主人公はあらゆる「男の悪」の標的にされる。

しかし、彼はすごい。

逃げるでなく、こびるでなく、恨むでなく・・・なんだろう。

強い意志、強い知性、強いやさしさ、いや深すぎるやさしさかな・・・誤解される程の深さかも・・・。   11

彼を唯一、支えてくれたのは、男の本当の友情でしょうか。彼の多くを深く理解してくれた人が一人いた。これが、彼が最後までリンとして生き延びて、20年かけての脱獄計画が成功出来た一つの支えだったのでしょうか。      111j0303472

彼は、最後まで、友人の理解を心の奥に強く感じていたと思います。そして最後に友情に恩返しをしました。

ついについに、とってもハッピーエンドになりました。
長く感じる映画でした。

これは、耐えに耐えた不屈の精神力と、無意識のうちに深い理解で築き上げられた、深い本当の友情で得ることが出来たのだと思います。

やはり真実は、正義は最後には勝つことが出来るのでしょうか。いやいや勝つ負けるなどいう、低い次元の話では語れないほど、「深いイイ話!」でした。