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昨日、DVD「トワイライト」を借りました。吸血鬼のホラー映画とは知らず、ホラー映画と知った時は後悔をしました。見る気も失せて、でもせっかく借りたのだからと、つまり、もったいない!という理由で観ましたみました。
見てびっくりです。じつは本当に史上最高のラブストーリーでした。
彼女は超美人、彼氏は吸血鬼、これこそ典型的な吸血鬼ストーリーと思いきや? 完璧なラブストーリーでした。
吸血鬼の映画のイメージは殺される。間違いなく。最大の恐怖です。しかし、彼女はまったく怖がらないんです。何故か?
怖い人って、どんな人?こわいお父さん?ヤクザ?それともだれ?
本当に怖いのは悪いことをする自分の心です。悪いことさえしなければ基本的には誰も怖くはない。というのは男だけの理論。特に女性は悪いことをしなくても怖い目にあうこともありますよね。
抽象的な心の概念で話を考えていきましょう。
怖い・・・恐怖。なぜ彼女は吸血鬼の彼が怖くなかったのでしょうか。彼女が彼を心底愛していたから、死への覚悟が出来ていた・・・でしょうか?彼は彼女を殺さないと彼女は信じていた・・・のでしょうか。殺すのが当たり前の世界で、殺さない、それは愛する力によって・・・だから、これこそ最高の愛かもと感じさせられてしまったのでしょうか。
女性は強い。愛の力で吸血鬼をも変えてしまうのだから・・・
恐怖に話を戻しましょう。彼女が彼に恐怖を感じなかったのは、彼が彼の感情のコントロールが出来る人だったからというのもあるかなと思います。感情のコントロールが出来ない時は、たぶん、その周りにいる人は恐怖を感じますよね。吸血鬼の彼は、彼女に対して完璧に感情のコントロールが出来ていました。これは凄いことで、彼女の安心感はここが出発点、総てだったのかも知れませんね。
赤ん坊は自己の感情コントロールがまったく効きません。いやこれが仕事でした。だからいいのか。大きくなるにつれて、しだいに我慢することを教えられ、だんだんとに自分を自分でコントロール出来るようになりますね。十代の反抗期を経て二十歳で大人の仲間入りということになります。
感情のコントロールが出来ない人はまだ子供と言われ続けてきました。しかし、いまだに、感情を上手くコントロールできない自分がいて、情けなくさえ思います。特に、些細なこと、損得な事、欲に絡むこと、・・・よくよくやりますね。
この映画を見て、自分の感情のコントロールが出来る人こそ、より大人って言えるのかもと改めて感じました。総理大臣だって感情に走った言葉を使うのだから、これは人間にとって相当に難しいことかなとも思います。
吸血鬼にとって、血を吸うことを中止することは、禁煙することよりも、禁酒することよりも、さらに何倍も難しい。人間にとって大好きな大好物を食べるな!餓死しろ!と言われているのに等しいかも?と思ったりしますが・・・。さらにこの映画は「愛」が最も強い本能である「食欲」をもしのぐことの話ですから。
それをも乗り越えるラブストーリーはあまり見たことない?と思います。その上、それだけではないところが凄い。市場資本主義のおかげで、現在では、大事な物は、一番はなによりもお金となっている昨今、心からのやさしさが少なくなってきているような気もします。この映画は、お金よりもずっとずっと大事な物がありますよといっているような気もします。彼女の求めている物こそ、本当は現代の人間の心の奥底で求めている物かもしれません。
彼の頭脳、運動能力、超能力、ルックス、それらはほとんど総ての男性がうらやましく思い、欲しいと思うものだと思います。が、彼の一番すばらしいところは・・・、彼女から見ればなんだったのでしょうか。たぶん、たぶんですが、己に負けない自己抑止力、自己との戦い、そこから出てくる彼女への永遠のやさしさ、愛なんていえば、もう神の域、そうです、吸血鬼である彼は、人間をも超え、神の域に近づきつつあるのかもしれません。というと考えすぎ?いえ本当は、姿は獣に近い吸血鬼ですが、心は、彼の心は神の心なのかもです。そのギャップが見る人に感動を与えているのかもと思います。
いやぁ。彼はかっこ良かった。彼女も完璧な美人で、外も中も清らかな完璧な女性でした。
この映画はホントすごい。最上の精神論有り、スリル有り、震撼させるほどの恐怖有り、気持ち悪さ有り、暗さ有り、・・・いっぱい詰まっているので観るのには、心も頭も忙しい。
こんなストーリーよく書いたなと脱帽です。脱帽せざるを得ないのはこの感想すら上手くも書けない位、内容が濃密だし、だから、今もって頭の中をざわざわと何かが動いている感覚があるし・・・・・で良い映画でした。
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